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太陽光発電のデメリットとは?

伊藤君

「先生、うちのおじいちゃんが『うまい話には気をつけろ』といつも言っていたんだけど、太陽光発電に悪いことはないんですか?」

先生

「う~ん、伊藤君のおじいさまはなにかひどい目にあったことがあるのかな?
それはともかく、確かかに物事には良いことばかりではないのは確かですね。」

伊藤君

「じゃあ、太陽光発電には実際に何か欠点があるんですか?」

先生

「ええ、太陽光発電にも次のようなデメリットがあります。

  • 発電量が不安定
  • 変換効率が低い
  • 価格がまだ高い
  • メンテナンスが必要

先生

「太陽光発電の一番の問題は、やっはり天候に左右されたり、夜間には発電することができないなど発電量が不安定であることですね。」

佐藤さん

「あれ、先生デメリットにメンテナンスが入っていますけど、確か『メンテナンスが簡単であること』はメリットじゃなかったんですか?」

先生

いいえ、メンテナンスが簡単であることはメリットだけど、そもそもメンテナンスが必要ということ自体がデメリットということなんです。

佐藤さん

「・・・・?」

先生

簡単に言えば、手入れは簡単だけど、小まめにしないといけないから面倒くさいということですね。

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太陽光発電のデメリット

太陽光発電のデメリットには次のようなものが指摘されています。

  • 発電量が不安定
  • 変換効率が低い
  • 価格がまだ高い
  • メンテナンスが必要

発電量が不安定

太陽光のエネルギーを電気エネルギーに変換して使うのが太陽光発電です。
そのため、夜間は発電できませんし、昼間でも曇天時や雨天時は発電量が大幅 に低下します。
実際、晴天時と比較すると、曇天時は30~50%、雨天時は10%程度の出力になります。
夜間は使用できないことや、天候によって発電量が大きく変動することは、将来にむけ て解決すべき太陽光発電の本質的な課題の1つです。
さらに、積雪が多く晴天が少ない日本海側と太平洋側では、太陽光が当たる日照時間が異なるため発電量が変わりますし、自宅の屋根の向きや形はもちろん、太陽光をさえぎる建物や樹木の陰によっても発電量は変動します。

変換効率が低い

太陽光発電は一般に発電効率が悪いというデメリットがあると言われています。
発電効率とは、エネルギー(熱量)をどの程度の割合で電力に変換することができるか、という尺度で、あるエネルギーから電力へと変換する過程で生じるロスが少なければ、少ないほどエネルギー効率がよく有効に変換しているとみなされます。
太陽光発電の場合、現在の市場に普及している太陽光発電システムのエネルギー効率は、最大のもので約20%程度と言われており非常に効率が悪いとされています。
しかし一方で、太陽の光はもともと使われていなかった資源であったので、それをわずかでも有効的に使えるのならば十分なメリットであるとも言われています。

価格がまだ高い

近年、太陽光発電業界の競争激化により、販売価格はどんどん下がってきています。
しかし、それでも多くの人にとって安くはないというのが現実です。
実際、太陽光発電の設置費用は、だいたい150万円~300万円あたりが相場価格となっているようです。
しかも、太陽光発電を購入する場合、国から補助金が出るといわれていますが、地域によってはすでに終了しているばあいもあるので注意が必要です。

メンテナンスが必要

ソーラーパネルは燃料などのランニングコストがかからず、耐用年数が長いので、ついメンテナンスのことを忘れがちですが、実は点検や発電量モニターなど、メンテナンスは欠かせない重要ポイントです。
太陽光発電は一般的に20年~30年程度の寿命があるといわれていますが、実際は10年程度でいろいろ問題がおき始めるようです。
その為、少しでも長く使用するためには小まめに発電量モニターをチェックすることや清掃作業が必要になります。
また、ソーラーパネル自体の耐用年数は25年~30年なのですが、電気を直流から交流に変換するパワーコンディショナーという機器は10年ほどの耐用年数です。その交換費用がかかることも要注意です。

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